なぜ缶詰?
なぜ缶詰にする必要があるのか? その理由は、他の加工食品との違いにあります。
缶詰は、缶の中に密封し、空気も水も細菌も入らない状態で加熱殺菌をするので、殺菌料、 保存料は基本的に使用されていません。 また、真空に近い状態で加熱殺菌してあるので、ビタミン、その他の栄養成分が 抜けにくく栄養価が高い状態で保たれています。 魚の缶詰などは、骨まで溶けているものもあり、カルシウムが多く含まれています。
世の中の人件費が高くなると、生鮮の食品は、輸送保管の費用や取扱い経費が 多くかかります。生鮮食品は、腐ったり、使えない部分のロスも大きいです。 缶詰は、常温で流通出来、ロスもほぼないので流通経費は生鮮のものに比べ はるかに低くすみます。
最近の缶詰は種類が多く、日常の食事の主食から、副食、デザートまで 何でも揃えることができます。また、お酒の肴やパーティー、アウトドアにいたるまで 様々なシーンで利用されています。 そのまま温めて食べられるものから、料理の素材として、少し手を加えるだけで、 本格的な料理を作る事もできます。
缶詰は、完全に密封して加熱殺菌してあるので、貯蔵中に 腐敗することなく、長期間の保存ができます。 場所、季節を問わず災害時はもちろん、いつでも、どこでも必要に応じ利用できます。
円柱形の外装に施されている様々なデザインは、見る楽しみを与えてくれます。 最近では、紙箱に入っている缶詰も多くなりましたが、 缶詰独特の形状(コンビーフやオイルサーディン)の物もあります。 世界の缶詰や日本の様々なパッケージデザインは、アートとしても楽しめます。